豊橋が発祥のもの
豊橋市は様々な産業や文化において日本一・発祥地となっております。以下の内容は、豊橋が発祥地と言われているものです。こういうものから、地域性や県民性を読み取ることもできるのではないでしょうか。
三河手筒花火
豊橋市の吉田神社が発祥の地と言われています。(他、豊川市の進雄神社が発祥という説もございます。)手筒花火とは、1m程の竹筒に火薬を詰めて、人が抱えて行う花火です。大きな音と共に大きな火柱があがり、最終的に「はね」という衝撃音と共に筒の底が爆発することで終了します。
資格を持つ地域の方々が竹筒の制作から行い、神社のお祭りで奉納します。豊橋市や豊川市などのお祭りで見ることができます。
サニーレタス
品種改良によって誕生したサニーレタスは、豊橋が発祥と言われています。農業を営んでいた朝倉昭吉氏が、1965年頃からレタスを研究し、開発を行いました。ふつう、野菜を開発を行う場合は大手企業が実施するため、一農業者が生み出した新しい品種が、ここまで一般に広まる例はあまりないそうです。
当時、レタスは玉レタスが一般的であり、葉レタスの概念はあまりなかったようです。しかし、1枚1枚はがして使う様子から、葉レタスを業務用に使用するアイデアが芽生え、開発に至りました。
太陽の恵みを受けて赤い色がきれいに出たといったイメージからサニーレタスと名付けられています。
民衆駅(駅ビル)
かつて戦後の復興として、日本国有鉄道(国鉄)は駅舎内に商業施設を設ける試みが行われました。その最初の事例が豊橋駅です。1950年4月1日に開業し、それから駅ビルとしての形式が日本全国に広まっていきました。
当初は民衆駅と呼ばれ、政令の変更により国鉄が直接投資を行えるようになった1971年頃から駅ビルと呼ばれるようになりました。
ちなみに、第2号・第3号は池袋駅・秋葉原駅と続いております。
530(ごみぜろ)運動
5月30日に、ゴミ拾いを行う運動で、1975年に豊橋市が始めました。今では全国に広がっております。
きっかけは、県の天然記念物として指定されている葦毛湿原に、観光客の捨てていくゴミが目立つようになったことと言われています。豊橋自然歩道推進協議会が中心となり、この活動の推進を訴えました。
あらいぐまをモチーフにした「そうじろう」というキャラクターもおり、掃除の大切さを伝えています。